今年のべスト10枚

10.Ajysytz「Unknown Nostalgia」

kilk recordsからリリース。国内一和製ビョークと謳われるルナさんの圧倒的な歌唱力に魅了された。
今年は渋谷WWWで行った「Helping Hand」で初めてライブを見られたんだけど、久しぶりにライブを見てうるっとしてしまったのが思い返される。


9.aus「Lang」

Cuushe、Geskia!などを輩出する、flau主宰のausの2006年くらいにリリースされたアルバム。
名古屋のイベント「転た猫」でライブを見に行った。ドラムの打ち込みがとても印象的でエレクトロニカIDMが好きだったので今更ながらに感銘を。今後のリリースに期待したい。


8.APOGEE「OUT OF BLUE」

約5年ぶりのリリース、APOGEEの4thアルバム。
1stの「fantastic」に近い原点回帰って感じで、エレクトロとシンセがすごくキラキラしてる。
Vo/Gtの永野さんの歌声が本当に素晴らしいバンドで、過去作品のブランクがあった為か歌い方に若干の変化も感じたけれど、やはりAPOGEE最高。


7.ACIDMAN「有と無」

通算10枚目のアルバム。今回は賛否両論あった曲も多少あるけれど、群を抜いて凄まじかったのは、M-2「永遠の底」とM-12「最後の景色」シングルの中でもM-7「世界が終わる夜」は完璧にバラード。
過去に求めていたACIDMANのロック色は薄れてきているが、大木さんの心境の変化諸々が各楽曲に良く反映されてる。ライブはもうきっと行かないだろうけど、気持ちは一生ACIDMANします。


6.Caustic Window「Compilation」

1998年くらいに再発されたAphex Twinの別名義作品。金沢のレコ屋、Lykkeligで購入。
他の別名義はほぼ揃えてたのに、Caustic Windowだけは何故かぽっかりと穴が空いてたみたいで笑アシッドハウス色がかなり強く、ぐにゃぐにゃ鳴ってるベースとBPMの早い軽いドラム音がやばい。
結局リチャードの作品の中ではThe Tussと並ぶくらい好きに。


5.FKA twigs「LP1」

今年のトレンドになるであろう、新時代のポップミュージックかと。
普段R&Bの類を全く聴かないで居たんだけど、トリップホップダブステップに近いバックトラックが兎に角斬新。プロデューサーを担うarcaの個性がtwigsと良く味を出してる。
個人的には「EP2」の「water me」が特にやばくて、映像も含めてかなり未来感を醸し出してる。
ちなみに、arcaのデビュー作「Xen」も凄い、「これで音楽って呼べるのかよ・・・?」と
思えてしまうほど構成がぶっ飛んでる。ディストロイドという新しいジャンルで上がってるとか。


4.BOOL「THIS IS POEMCORE」

ついこの間のAUDIO BOXINGとのWリリパでお世話になりました。
ライブ中の「名古屋城付近」のポエムにやはりぐっと来ましたね笑
去年のworld's end girlfriendとの共作「ゆでちゃん」とポエムコアの衝撃たるや・・。
晴れてVirgin babylon Recordsのデビューを果たしてのアルバム、downy青木裕さんや食品まつりさんなど、話題の方々を起用したトラックメイク、非常に面白おかしく聴ける作品でした。
昨今の時事ネタを中傷しつつ、非現実的なキャラクターのストーリー性が奇抜。


3.湯川潮音「クレッシェンド」

2010年リリースの作品。
デビュー当時からずっと好きで知ってはいたけれど、なかなか購入するタイミングがなく、偶然ブックオフで過去のアルバム「灰色とわたし」「濡れない音符」「クレッシェンド」をまとめ買い。
この人の歌声は本当に凛としていて、自分が女性だったらこんな風に歌ってみたいと思う。
男としての無い物ねだりかと思うが、ラブソング歌えるものならしっとりと歌いたいです。
M-4「ここから見る丘」が素晴らしい。買ってからずっと聴き込んでるけど泣ける。
今一番好きな女性ボーカル。


2.HINTO「NERVOUS PARTY」

exスパルタローカルズの2ndアルバム。もともとスパルタは高校生の時によく聴いてた印象があったけれど、一聴して安部コウセイの毒気が完全に消失したストレートなロックに驚いた。
曲調もまさにナーバスで、ポストパンクをやってた時に様々な苦悩があったのかなと思える。
夏にふさわしく、自分にもリンクする、日々のなんとなくのやるせなさが沁みる。
M-2「アットホームダンサー」、M-6「シーズナル」あたりは結構聴き込んだ。
結局、現メンバーがほぼスパルタの状態なんで、スパルタのCDも全部買い直して聴くくらいハマった。


1.Aphex Twin「Syro」

今年のリリースの話題を掻っ攫ったのはやはりAphex Twinかと。
少し前のブログにも書いたけど、13年ぶりくらいになるリリースでようやくリアルタイムでCDを買うことが出来て嬉しかった。
「何から何までAphex Twinのまんまだった」ってのが感想で、時代に全く影響されないままで「やっぱりAphexだなぁと感じる。」音質的にはアナログ寄りなもったりとした感じで。過去作品で言えば「drugs」辺りのスッキリした印象の音から結構変わってた。
今は普通にお父さんをやりながらのんびり過ごしてるらしいが、「Syro」だけで留まらずに今後も気が向いたときに音源をリリースして欲しい。仙人の様な人だから、リリースすれば絶対売れるし笑




2014年は心境の変化もあってか、「歌モノ」に固執する感じのCDを結構買った感じがする。
いろいろ買い漁ったけど、やはり今年も邦楽ばかり買う傾向にある感じ。
ジャンルで言えば、ダブステップとかあまり良さを感じられてないんだけど、きっとまだ知らないだけで洋楽のドープな作品きっと有る筈なんだよね。
来年はもう少しがっついて人にオススメ尋ねてガッツリ探してみよう。