自主企画、無事終了しました。
結果とか精算云々はまぁ正直どうでも良くて、昨今のメンバーの生活とかを考えると年齢的にもそろそろ生活に忙しいってことも多くなってる中でのイベントだったので、その中で無事終了出来たってのが安心でした。

今回僕が唯一声を掛けさせて貰ったspeaker gain teardropの話をします。

9年位前、まだ名古屋に来て間もない頃にタワレコ名鉄バスセンター店でCDを漁ってた時期に偶然面出しされていたspeaker gain teardropの「particle_protocol」を何となく手に取ったのが始まり。
当時はまだSCLLとかKARENKacicadownymatryoshka凛として時雨とかインディーの目立った所を手当たり次第聴きまくってた頃で、スピーカーさんはその中で聴いていた頃だったかと。

5年位前にAureoleのライブを見るために大阪のclub vijonへRemon's chairさんのシューゲイザーイベントを見に行く中で、スピーカーさんもkacicaも見られるっていう凄いイベントでお会い出来たってのが始まりでした。
あの日の打ち上げに何故か僕とameshibaさんがいて、スピーカーさん3人、Aureoleたくみさん、岡崎さんと僕っていう6人テーブルで5個の唐揚げを巡ってジャンケンしてたのが今でも忘れられないいい思い出です笑。

程なくしてkilkとnovel soundsとの提携で久しぶりのアルバムをリリースしたりとかでスピーカーさんのシューゲイザーの凄みが増した頃だと思ってます。

当時まだ、イベンター辞めた位のタイミングでAysulaも始めたばっかりの頃だと思うんですが、いつか絶対名古屋に来て貰う切り札のバンドだとか色々勝手に考えてました笑。

1stアルバム、”Release me”とAUDIO BOXINGのリリパで最初にその念願叶った日も朝3時か4時位まで飲んでた日も、僕が苦手な映画討論をVJparade西浜さん、BOOLさん、旧メンバー水谷さんと話してて、未だにメモした見るべき映画リストが僕のケータイに入ったままで一本も見れてません。いつか見るまでは消せないからそのまま残したまんまで重ねてすみません笑。


話は戻りますが、9年位前は過去にバンドやってて辞めて燻ってたってこともあってか音楽はライブよか音源さえ良ければライブなんて見なくても別に構わないっていう捻くれた時代の考えでいた頃で、これはAureoleがその考えを変えてくれたって事は過去の日記で書いた気がしますが、一昨日のライブを見て、音源と遜色なくライブ出来る凄いバンドが居るってのも加えなきゃならないなって思い返されました。

と同時に、こんな凄い先輩達が居るからこのままではいかんなって思いました。
冒頭に書いた様にバンドのモチベーションにも多少変化はあって、ここ一年でたぶんメンバーはそういう所も感じてる気はするけど、、、

こういうバンドマンになりたいって思いました。

たぶん遅れてのAureoleロスみたいなものも含まれてる様な気がします。
年明けてから早々暗い気分でスタートしてるからダメだったんだろうと思うけど、今年は継続と判断の年なんだなと今更ながら思います。


最終的には備忘録ブログらしくなって申し訳ないですが(多分誰も見てないから良し)

またスピーカーさんとライブ出来る日を楽しみに頑張ります。

生存報告を。
年度末に向けて日々忙しくやってることもあって、本当に会社と家の往復で今年が続いております。
真面目には勤めてると自負してるんですが、苛立つことも本当に多くてやるせない毎日が続いていて
ふと我に帰ると、なんでこんなに毎日イライラしてしまってるのかと思い直した。
怒りの感情にもう何年も自分を支配され続けているような感覚がある。

よく思えば本当に些細なことから始まることや、嫌なこと(それでも仕事だからやるしかない)、切羽詰まったこと、嫉妬、羨望などなど・・・。
どう考えてもおおらかで穏やかとは考えられなかったことが沢山あった気がする。

なんか具体的にどうするとかは全く考えられてないけど、セロトニンを増やす方法がストレスを溜め込まないとのことらしく
継続していれたらなと思いました。

来週、遅めの今年最初のライブです。
久しぶりのライブ。スタジオリハが本当に疲れてたけど、良い息抜きだった。
今年もまだバンド活動頑張れる体制ではあると思う。2nd作りたいな。頑張ろう。

今年のべスト10枚 2016

ベスト10と書きましたが、順位は着けづらいのでとりあえず10選。

The Air Conditioned Nightmare/doldrums

聴き始めたのは2015年の冬からですが、今年も通して過去作品をがっつり聴いてた代表作。
縦ノリがものすごくキャッチーでいるけど、メロディーが斬新。こういう音楽が聴きたかったんだなって思うアーティストだった。
「HOTFOOT」「Loops」はあー、アルバムのリードトラックぽさあるね。って思えたけど一番好きだったのは「We Awake」と言う曲。サブポップ・doldrumsの味が出てるのはわかりやすくチャラい雰囲気も醸し出すノリがコレか!っていう感じ。
そして、調べるまで本当に分からなくて衝撃だったのはヴォーカルの性別で。てっきり女性ヴォーカルを立てて歌ってると思ってたら本人がめっちゃ熱唱してるライブ映像があって、ここまで中性的に歌えるのは正直羨ましいとすら思った。

on bottom down/on bottom down

知る人はたぶん突っ込むと思いますが、何で今更オンボ?って感じですが、仕方ないとしか言いようがないです。
だってiTunesにオンボがあるなんて調べるまで知らなかったですから。まだアチコさんが本名名義でクレジットされてた若かりし時代での録音の作品。(たぶん今の自分より若い頃)ただ唯一周りで話してアクションをくれたメンバーのトシヤさんがそれなりのリアクションをくれたのがなんか嬉しかった笑
だけど、このアルバムちゃんとモニタースピーカーで聴くとパン振り分けとか位相が他のオルタナティブやってるバンドよりしっかり凝ってること目指してたんだなって今聴いても判る仕事感があって、また活動しねえかなって思う一枚でした。そしてやっぱりどの時代にも当て嵌まらない特殊なセンスが好きなんですよね。
アチコさんは永遠のチャーミング!

The Digging Remedy/Plaid

今年のWARPは本当に怒涛な程リリースラッシュを見せてくれた2016年でしたが。
Aphex Twinは相変わらずいつ作ったアルバムだよって作品で、Clarkはサントラで劇アンビエント作るしとかで
結果的に一番そのままらしい味をすんなり出していたPlaidがやっぱりただのPlaidだったわっていう良作をリリースしてくれた。
実はPlaidって会う人に結構好きだって豪語してる割にそこまでアルバムを揃えてるわけではなくて、実はリリースしてました
みたいなタイミングかレコ屋でたまたま見つけて「たぶん持ってない奴だわ」って判断して買うみたいな聴き方をしてる。
ただやっぱりPlaid節ってのはあって、上物のメロが本当に良い。このアルバムではやはり「Clock」「Wen」あたりがまさにPlaid節感ある。チャリ通勤時はよく聴いてました。

Chronology a young persons’ guide to Grapevine/Grapevine

実家に帰った時にiTunesへ再インポートしようと思い直したグレープバイン。
学生時代、中古落ちとかでCDを買い漁って聞かずに放ったらかしたままだったCDの一枚でもある
「ぼくらなら」というシングルから、なんか今聴くとすごい刺さるなぁと思ってTSUTAYAでありったけ借りて来てしまった中の一枚のベスト。
当時、なんかナヨナヨしてるイメージだしもっと正統派なロックとか聴いていたせいかそんなに良くは感じられなかったけど、今になってちょうど良くなったというような心情が歳とったなぁとも受け取れる。
「Reverbe」「Our Song」「スロウ」あたりなんかは特に好き。
アコースティックライブなんかで弾き語りをやりたいすね。


Bedlam in Goliath/The Mars Volta

友達の家に遊びに行くついでで中古CDを漁るのが楽しみになっていて、メンバーから借りたマーズヴォルタがそういえば中途半端になってたのを思い出だし、興味本意で集め出した中で特にグッと来てしまったアルバム。
1st、2ndのみPCに入っていて、現在3〜5枚目を買って4枚目になる「ゴリアテの混乱」を聴いてVoセドリックの声の印象がガラッと変わってた。アットザドライブ-インも持ってるけどヴォーカルに裏声を裏に載せるのはマイルドで良いなと思えた。
エモ・プログレってイメージだったマーズヴォルタがそこまで展開も少ない「Ilyena」で新境地を出してるのかなぁと思えた。
アマゾンのレビューとか見てると前作「Amputecture」で控えめになって売り上げが落ちたために本気で底上げを目指して本気でエモいのを作ったってのは合点がいきます。

Faith In Strangers/Andy Stott

amazonのあなたへのオススメでプッシュされて欲しいなと思った一枚であり、Aureole森さんにもプッシュされて買った一枚。
この10枚の中でもかなり地味な位置に入る一枚だけれど、ゆっくり目を瞑って瞑想しながら聴くには持って来いな一枚。
個人的にはもっとアグレシッヴな作品もあって好きだけど・・・雰囲気重視で入れる一枚かと。


Amok/ATOMS FOR PEACE

そこまでファンでもないけど割と好きなRadioheadのトムヨークがソロアルベムのツアー用に組んだらしいバンドでこのまま終わるのが勿体無いと言ってリリースした別バンド名義のアルバム。(ファンの人はすみません)本当に今さら聴きましたっていうアルバム。2年前に出てたトムヨークの2ndとセットでDLした。だけど内容は本当にかっこよくて結局のところRadioheadが今年出した「A Moon Shaped Pool」より「AMOK」のほうがしっくり来てしまった。理由はいろいろありますが、とにかく音質が固い印象で普段電子音楽ばっかり聴いてるからそこに今更惹かれてしまったという感じだと思う。
結果、フィジカルもやっぱり欲しいなと思って中古で見つけて買ってしまったという始末。

I Remember You/YOK.

メンバーから教えて貰ってからずっと聴いてる名古屋の女性シンガーソングライター。
今年、いよいよメンバー発の個人イベントに対バンにお呼ばれして初めてお話が出来る機会を設けて貰ったくらいに憧れている方。
とにかく歌の説得力が魅力的で、個人的にはアチコさんに次ぐ地声の低さが味を出してます。
こないだ富士山に冬キャンプに行った時にずっと聴いてて、やっぱり自然に良く合う雰囲気がライブでもはっきりと出てました。
なかなかライブを見に行く機会がないけど、名古屋で活動してる中でもオススメしたいアーティスト。
恥ずかしながら「ほしの物語」はよく口ずさみながらほろっと泣いてます。

Route One Or Die/Three Trapped Tigers

mouse on the keysのライブを見に行った際に、Drの川崎さんが自身のライブMCで絶賛してたバンドで。
もっと言うとあのブライアン・イーノが絶賛してるというバンドだったのでライブ終わりに調べて買ったという経緯。
とにかく超絶技巧派って印象で、自分たちは全然う演奏が上手く無いと自負してるバンドなのでやっぱりこれくらい上手く無いと
ブライアン・イーノも認めないわなって思い直した。笑
でも、今更底上げできるものでも無い。PV見て、演奏上手いとやっぱかっこええなって思い直しました。笑

無題(第六作品集)/downy

約3年振りの6作目。今年はよくロビンさんがTwitterで営業してる説明で言うと「氷の中の触れられない熱いマグマのようなアルバム」
とのとおり、エモに行けないエモの延長線のギリッギリな戦いみたいなアルバムって印象もありますが・・・個人的には挑戦のアルバムだなと思ってます。
まず1つ、ドラムが前に出まくってるのと、ほぼ全曲変拍子で最初聴いた時には「本当に良く分からないまま全曲流れ通って行った」っていう印象で、拍子と全体像を捉えるまでただヨガってる様にしか聴こえなかった。(これは褒め言葉です)
そして2つ目にヴォーカルが過去作品以上に前に出ていて、更にメロディーが難解になったってところ。
このアルバム、downyを好きな周りの人と談義をしても「正直、今作は面白くなかった」って返事が多いんですが
今までのエモ要素とメロディーの良さからすると人に寄ってだいぶ抑え気味って印象は強いのかもって考えましたが、Dr秋山さんのこれからの意図としてfresh!に然りdownyThe Mars Voltaに寄せてるってのは大いに感じた一枚。
とはいえ、飛び抜けて好きな曲もありますが、これは正直微妙かも…って曲はありました。(敢えて書きません)

久しぶりに日記を書こうと思う、けどサックリとは終われない気がする出来事でした。
長年お世話になっていたバンドのAureoleのラストライブに行ってきた。
東京・渋谷も結構久しぶりな感じでずっとライブを見ていた東京の方々やバンドの友人も沢山いて
「みんな来てて、今日は同窓会みたいだ。」と口を揃えてた。


本当に良いライブだった。
丁寧かつ楽しそうに演奏するのを見て、やっぱりこの人達はすげープレイヤーが集ったバンドなんだって最後の最後に改めて感じた。


もともとAureoleを知るキッカケになったdownyと同じベクトルにいるバンドだなと思って好きになったけど
このバンドが作る楽曲は他のバンドより面白い要素が沢山あって、特に森さんのポップ過ぎずキャッチーな歌が好きだった。
一つ一つの自分でも歌える位好きだから、リクエストで「Diapause」を初めて最後にやってくれて本当に嬉しくて口ずさんでた。


やっぱり歌詞が印象的なのは歌うのも思考を巡らすのも面白くて「World As Myth」の
「黄金のスパイスを振る 幸を呼ぶ」とかは自分以外にも何かしらテンションが上がるカンフル剤のようなキーワードがワクワクしてしまうんだと思います。
Aureoleを初めて好きになった「Windfall」や今回ラストに飾った「Disappear」も楽曲・歌・詞を含めてのラストの演奏だったんだなと。

今、一晩明けて、やはり昨日で最後なんだっていう実感はまだ全然湧いてなくて、また復活して欲しいなんて事も当然思ってますが、逆に復活はしない方が綺麗でいてずっと思い出に残っていくものだと考えてます。


間違いなく自分の中で一生に残るバンドです。
そんなに音楽は手広く聴けないし、人から勧められるものよりも自分で出会ってきたものは大事になる。

今度出す予定の新譜は、そういった過程を沢山培った中で自然と浮かび上がって来た歌詞が盛り込んであります。
自分含め、今まで何を聴いてきたかとか何を以って価値観を重んじて来たかっていうルーツとかキッカケになった音楽って人それぞれにあるんだろうなと思うと、Aureoleみたいに特別な入れ込みがあった何度も言う事ですが本当に素晴らしいバンドだったのだと思います。
俺にとってずっと一番身近に感じつつ、一番遠い先にある存在なバンドでした。

森さん、彩子さん、中村さん、たくみさん、香さん
それから旧メンバーだった岡崎さん達含め、新メンバーのtsubaticsさん
長いAureoleの活動9年間お疲れ様でした。
解散はしてもきっとiPodにはずっと入りっぱなしで、このままずっと聴いていきます。

最近はなんか、人からやる気を頂いてすぐ使い切るみたいなスタンスでやってる感じではあるかもしれないんだけど、そろそろキッチリしていかなきゃならんと思ってます。

お酒好きだし、つい飲み過ぎちゃうけど、ムカつくことすらもちゃんと覚えてるし、割とキチンと生きてます。

楽しいことだけで惰性になっていくこともそろそろ怠け過ぎてて限界かなと思う。

まず、スタジオ取ろう。
帰って来たギターで音作りキチンとやろう。

昨日の今日でまた覆される様な想いが駆け上がってる。
続けることだけが全てとは思ってないし、何かしらの結果が伴わなかったからこその決断だとも捉えて良い。

正直言って、自分の中で売れる事なんかもう全然頭にはなくて、
「今、男性ハスキーボイスが…」
「今、ラップバトルが…」
「今、新生アイドルが…」

もうそんな一過性でしかなくて、大多数が既に群がってるだけのものがいつまでも変わりなく続いていくだけで「今だけ」のくだらないものが本当に嫌気が指す。

結果、ほんの一部だけでまたTLは直ぐどうでも良いことで流れていく。
そんな大差ないはずのつまらない音楽が売れていくってのを何度も見てて、力無きものはどんどん去っていく。
解散するのは自分達が先だとずっと思ってた。

きっと昔より音楽に対する熱意も薄れていて、辞めたらきっと普通の人よりもっと音楽聴かなくなるだろうなとか日々考えてて。
昨日の今日でまた何か放り出されて堂々巡る感じが続くんだろうな。

上記の事をそろそろ一人で抱え込むのはもう限界に近いところまで来てる。
誰彼構わずとはいかないが、気の知れた人とじっくり考えなくちゃいけないんだろう。

今聴いてる楽曲達は20代の遅れた青春の思い出になるだろう。

「或る歌は理になる」
と今度レコーディングする予定の曲に書いた一節の通り。
ずっと忘れずに残っていくはず。

何だか、GW位から開き直ったり塞ぎこんだりして上げ下げの激しいテンションが進行中でしたが、最初期のオンボを今聴いてて
「アチさん、声若いな」
「まだ発展途上だったのか、成長中だったのか」とか思って、

否が応でも音楽続けることが全てかもしれないと何となく思った。

同じ様に音楽を続けて行って、音源に歴史が出来て個々でも、一部でも、かなりの数がそういう風に感じれる様に遡ったり、これからを追いかけられたりすることがある種の目標なのかもしれない。